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  • Fumiya Ikegami

「溶けて解せない」


皆さんは観劇をしたことがあるでしょうか。

薄暗い入り口を潜って長い廊下を歩き、薄暗く狭い座席に着席する。

100人前後、それに満たないような人数が自身の周りに座っている。そして、暗転し、幕が上がるー

確かに、テレビドラマは編集されて綺麗だ。

観たいとこ、観せたいとこだけをトリミングして、魅せてくれる。

しかし、劇は違う。1日1発、生身の勝負だ。裏側も見えるし、劇団員の汗、表情、鼓動が直に伝わる。

"劇想からまわりえっちゃん"

上京し、初めて観た劇団。

「サタン似てない芸人」でお馴染み(になろうとしている)ムトコウヨウさんと関西時代に知り合った。彼は、昨年11月「劇想からまわりえっちゃん」と共に上京した。

その半年後、私も新卒で上京した。「お互い上京したら何か一緒にできたらええな〜!」と二人で話していた。誘われて、「怒りは理由。悲しみはYES!」を観てきた。

そしてまさか、その次作「溶けて解せない」でゲネ写を撮らせてもらえるとは。

初めて撮った劇団のゲネ写真。

「1日1発、生身の勝負」というところから、ミスできない、ミスできない......ととても緊張しました。

1日々、全力投球。

公演を重ねるごとに、声は枯れ、演技は深みを増し、感情的になってゆく。

私は初日と最終日の公演後のみ立ち会ったが、劇団員の皆さんの表情、劇場の熱気。それだけでもひしひしと伝わってきた。この劇がいかに盛り上がり、感動を極めたかを。めっちゃ観たかった。

私に演技はできない。デザインと写真しかできない。

だけど、何か良いアプローチで、この劇団を永く深く関われないだろうか。

観客を感動させておいて、その刹那笑いを畳み掛けてくるような、クレイジー極まりない劇団。

もう、次の公演が楽しみだ。


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